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港町のサクラ

タロは一旦家へと戻り、気を集中させた。
先程話し合っている途中、かすかにアンディのニンフが反応した様に思えたからだ。

「アンディ…。。気づいて下さい…。。」祈る様に集中する。
しかし、タロの想いもむなしくアンディのニンフからはうっすらとしたモノしか掴めなかった。霧のかかった様な感じ…。
これはアンディが眠っているのではなく、誰かに阻まれている状態と言った方が正しいのかもしれない。

これ以上は無理だろうと思い、移動をするタロ。
向かった先は、『デルフュ』より一つ山を越えた港町『テサロ』。
ここは盛んな町であり色々な国から船が着く、よって情報がよく集まるのだ。
この町の情報屋『サクラ』は気前・腕前の良いネーちゃんである。

「お久しぶりです。元気でしたか?」雲が高い位置にある良い天気。
サクラは屋根の上でポカポカと日光浴をしていた。

「うお!タロさんじゃん!どったの〜?久しぶりぃ〜☆」
ガバッ!と起きあがってタロに近寄る。

「最近の事についてお話を聞きに来たんですが。お時間ありますか?」
「おう!今、アタシ忙しそうに見えた?」ドスンと腰を下ろしニヤリと悪ぶって笑う。
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「ここは誰も居ませんし、ココでお話しましょうか。」
屋根の上での密会。
内容とは裏腹に、空だけは青く澄んだ色をしていた…。。