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いくつもの疑問点

「え!?それでは…ここ2日で魔法力が高い子供だけでなく、
 大人も数名行方不明なんですか?………標的が…変わった…?」
どう解釈して良いか分からなくなるタロ…
「そうなんだよね〜、前は子供だけだったけど、今度は大人だってさ。
 世の中怖くなったもんだ。ま、魔法力無いアタシには関係ない話だけど☆」

「しかし、子供であれば抵抗するにも限度があるので
 さらうには好都合かもしれませんが、大人一人……
 ましてや魔法力の高いモノをさらうなど…そう容易くは無いハズ…
 現に……私の近くでもさらわれた子がいまして…
 その場に居た者の証言によると、一人の少年だったというのです…。。」
「え!?少年が人さらいをしてるって事!?何の為に!?」驚くサクラ。
「ええ、それが分からないんです。
 さらう理由も…何もかも歯車が合わな過ぎる…」
頭を抱え込むタロ。それを見かねたサクラは明るく振る舞う。

「んでもさ!タロさん。
 分かんない事をずーっと考えててもさ〜、頭どうかなっちゃうよ?
 何か…どう言ったらいいか分からないけど…んー…違う方から見てみる…
 んー……やっぱダメ。ウソ。上手く言えない、あっはっは!」
自分の考えがまとまらず、その自分がおかしくて大声で笑うサクラ。
それにつられて笑うタロ。
「ふふふ…。サクラはいつも明るくて良いですね…
 貴女を見てるだけで元気になれそうです。」
そう言われて照れるサクラ。
「えっへっへ…タロさんにそう言われると嬉しいなぁ〜。
 んじゃ、もっとその事について情報集めとくからさ、明日にでも寄ってよ♪」
「ええ、いつもありがとう。それでは、また来ます。」

ゆっくりと立ち上がり、魔法で風の様に去るタロ。
「いよっし!いっちょ頑張るか!」サクラはぐいん!と飛び起き、
目の前の広すぎる海をただただ真剣な目で見つめていた。
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